第二六代住職、雲室。
光明寺の第二六代・住職の雲室(1753〜1827年)は、若い頃から儒学などにも造詣が深く、また、詩画を善くし、当時の文人たちとも幅広く交流するなどユニークな僧でありました。雲室の事蹟を知るには、自伝とも言える『雲室随筆』(『続日本随筆大成』第一巻 吉川弘文館所収)が最適です。雲室の画集『山水徴』『宋詩画伝』などは江戸時代に数回刊行されたようで、画家としても名を残したようであります。また、その詩集は文豪・永井荷風が日夜、愛誦したとも伝えられています。
雲室上人生誕250年祭
平成15年は雲室上人の生誕250年にあたります。生誕地である長野県・飯山市では、地元の雲室保存会の方々を中心に、2003年10月11日・12日の両日,盛大に生誕祭が催されました。生誕祭の記念事業として、雲室上人の書画40数点を展示した展覧会や、「雲室上人の生涯」をテーマにした記念講演、シンポジウムも開催されました。
神谷町光明寺住職による記念講演
シンポジウムの様子
光明寺の第二六代・住職の雲室(1753〜1827年)は、若い頃から儒学などにも造詣が深く、また、詩画を善くし、当時の文人たちとも幅広く交流するなどユニークな僧でありました。雲室の事蹟を知るには、自伝とも言える『雲室随筆』(『続日本随筆大成』第一巻 吉川弘文館所収)が最適です。雲室の画集『山水徴』『宋詩画伝』などは江戸時代に数回刊行されたようで、画家としても名を残したようであります。また、その詩集は文豪・永井荷風が日夜、愛誦したとも伝えられています。